コロナ抗原検査キットが薬局で買える|薬局薬剤師が最低限知るべき3つのポイント
・新型コロナの抗原検査キット、薬局で入手可能に
・抗原検査キットの概要
・薬局側の準備
こんちゃ(*'▽')さいとりおです。
9月10日に行われた、規制改革推進会議の中でCOVID-19の『抗原定性検査キット』を薬局等での購入を可能とする方針が決定になりました。
そのことを受けて、我々薬局薬剤師が知っておかないといけないことをまとめたので参考にして欲しい。
コロナ検査キットが購入可能に
新型コロナウイルスの感染の有無を調べる「抗原検査キット」が薬局での販売を解禁することになりました。
解禁時期などを今後詰めるようで、まだ販売に関しては先になるとのこと。
検査キットの解禁の裏では、新型コロナウイルス感染の『早期発見』と『感染拡大』を防ぐ出口戦略がある。
ここで1つ疑問が残る。
「前から検査キットを変えなかったっけ?」
今、ドラッグストアなどで購入できるのは、あくまでも「研究用」としての立ち位置にある。
これから解禁になろうとしてるのは、「医療用」として承認された制度の高いキットなのです。
抗原検査キット
仮に、正式に販売が解禁になって、あなたの薬局で抗原検査キットの取り扱いが始まったとしたらどうなるでしょうか?
まずは、抗原検査に関してある程度の知識を有する必要があると推測される。
中でも、PCR検査との違いをざっくりと説明できるかがポイント。
■抗原検査とPCR検査の違い
・精度:抗原検査<PCR検査
・時間:抗原検査>PCR検査
・標的:ウイルス(タンパン質)→抗原検査
遺伝子→PCR検査
・時期:症状のある人に対して陽性なのか調べる検査→抗原検査
まとめると、これから販売できる抗原検査キットは、PCR検査より精度は低いけど、15~30分程度で結果がでる。
また、検査時期が適切でないと、正確な診断ができなくなることが予想される。
そのため、スタッフにこのような知識がないと混乱を招くリスクがあると容易に想像できる。
薬局側の準備
まず、考えれることはより、厳重な感染防止対策ではないでしょうか?その理由は、発熱などの訴えを有する来局者が増えるということ。
薬局によって対応は異なるが、疑いの患者は病院からの求めによって応対することがほとんど。
PCR検査患者さんがそちらに向かいますのでお願いします。といった感じ。なので、こちらも準備してから対応ができてた。
しかし、これからは「ふらっと」疑いの患者が来局されることが多くなることが予想される。
つまり、受付時からの早急な対応が求められ、事前に店舗内で対応策を講じなければならない。
薬局がクラスター感染を引き起こすことになると、これからの信用に関わってくるので細心の注意が必要になる。
後は、販売経路の確保として「企業」が該当するため、問い合わせに対応可能な医薬品卸売販売業者等のリストを公表することです。
来てから慌てて行動するよりは、自店舗で予想される事態に向けて事前に話し合いをし、迅速で的確な行動がとれるように準備していきたいですね。
まとめ
・新型コロナの抗原検査キット、薬局で入手可能に
・抗原検査キットの対象は、症状がある人。PCR検査より精度は低いけど、15~30分程度で結果がでる。
・事前の対策で、迅速で的確な行動が求められる。
参照:
「新型コロナの抗原検査キット、薬局で入手」、規制緩和へ | m3.com
この記事を書いた人
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