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【必見!】管理薬剤師としての立場のない薬局から即転職|責任と副業禁止のデメリット

管理薬剤師としての立場のない薬局から即転職|責任と副業禁止のデメリット

責任と副業禁止のデメリット

こんな薬局から「即」転職

・管理薬剤師の経験は「キャリアアップ」に必要。

・「責任」と「副業や兼業」が禁止されるデメリットを把握する。

・自分の身が守れない環境からは、「即転職」した方が良い。

 

結論、自分の身を守れない環境なら管理薬剤師を辞めるか、転職することをおすすめする。

 

私が大手調剤薬局で正社員として働いてるときは、出世欲はなかったものの多くいる同期よりも早く昇進したいという見栄はあった。

 

なので、小さな店舗で人事の兼ね合いにより、2年目の中ごろで管理薬剤師になった経験はその見栄を張れた高揚感は確かにあった。

 

【ブログ】新卒で大手調剤薬局に就職した男が「派遣薬剤師」に転職した3つの理由 - NKEHA(ンケハ)|派遣薬剤師ブログ

 

しかし、今の状況から考えると「管理薬剤師」になることって「デメリット」しかないと思ってしまう。

 

その理由は2つあり、「責任の幅が広がる点」と「副業や兼業が法的に禁止される点」と考えるからです。

 

もちろん、「経験」の視点から見ると、長い薬剤師人生の中で大切な要素なのは理解してるつもりです。

 

そこに大事なのは、薬局内の環境が良いものでないと難しいと思います。

 

実際に、若手薬剤師の管理薬剤師になりたがらずに、ヤキモキしてる経営者や管理者を見てきましたので(笑)

 

そこで、今回は派遣薬剤師として各薬局に潜入して、見てきた「管理薬剤師」の実態と転職すべき事例などを紹介したい。

 

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責任の幅が広がる

薬剤師をやってて気がかりなのは「責任問題」でしょうか。

 

薬を扱い患者の健康に寄与する職業である認識は、どの薬剤師も持ち合わせてることだと思います。

 

しかし、どの薬局にも一定数「そうでない者」があなたの薬局に存在してるのも経験的に認知されてることでしょう。

 

そんな環境の中で「管理薬剤師をやってくれ」って頼まれても「はい!」と喜んで承諾できないのは悲しい話。

 

最近、起きてしまった事件だと『併用禁忌見逃し』で管理薬剤師が被告になったこと。

 

潰瘍性大腸炎の男性、薬の処方ミスで「死ぬ思いをした」医師と薬剤師を提訴(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース

 

要点を抜粋すると、「フェブリク」と「アザニン」の併用確認を怠ったことで、患者に不利益が生じた。

 

薬を処方した医師と調剤した薬剤師に過失があったとして、慰謝料など約1110万円をもとめて東京地裁に提訴した。

 

併用禁忌見逃しで管理薬剤師が被告に、東京地裁 | PHARMACY NEWSBREAK(ファーマシーニュースブレイク) - 薬局・薬剤師のためのニュースメディア

 

その後の情報として、「管理薬剤師」が被告になったという事例。

 

これらの記事から詳細なことが分からない部分はあります。

 

併用禁忌を見逃した薬剤師は、この管理薬剤師なのか?とか、同一人物でないにしろ管理薬剤師の義務を果たせてない。

 

また、薬局開設者に異議申し立てを行ったりしない。

 

しても、働きかけてくれない薬局開設者だった、など。

 

ですが、もしこれらが不十分であれば、事故やトラブルが起きた際、当事者だけでなく、「管理薬剤師」の責任も問われることがこの事件から分かるはず。

 

「自分の身は自分で守る」ことができない環境で働のは、このような事件に巻き込まれかねないので、早い段階で見切りをつけた方がいい。

 

【警告】速攻で転職した方がいいブラック薬局3つの特徴|派遣薬剤師ブログ - NKEHA(ンケハ)|派遣薬剤師ブログ

 

副業や兼業が法的に禁止

未だに大手調剤薬局を筆頭に「副業や兼業」を禁止してる企業が多い印象。

 

しかし、詳しく聞くと就業規則に明確に書いてなかったりするので、一般薬剤師は副業や兼業を始める前に一度目を目を通して欲しい。

 

では、副業や兼業が法的に禁止されてる「管理薬剤師」においては、その点に関してデメリットでしかないと思う。

 

上記であげた「責任」の面においては。薬剤師としての「キャリアアップ」につながる部分がある。

 

例えば、勤務する薬剤師その他の従業者を指導することや、必要ならマニュアルなどで周知して対策を講じるといった経験ができるためです。

 

にしても、「手当」がちょっとつくだけで、もれなく「責任」と「副業や兼業禁止」を課せられるのがなんか腑に落ちない。

 

「責任」に見合うだけの「手当」がつけばいいのだろうけど。

 

これから、「副業や兼業」が一般的になると管理薬剤師より稼ぐ方が増えていくだろう。

 

そうなると、管理薬剤師をやらない人が多くなるだけでなく、会社にも捕らわれない人財も増加する。

 

よって、さらに若手薬剤師の「管理薬剤師離れ」が加速すると推測できる。

 

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あなたにとって必要なのか?

管理薬剤師の経験はあなたにとって必要なのか?そこを見極める必要がある。

 

長い薬剤師人生のキャリアプランに管理薬剤師が必要なら、それに向けて勉強しなければならない。

 

もし、管理薬剤師をやるなら、薬局内の環境を見て欲しい。

 

業務に当たって全ての薬剤師・その他の従業員はどうなのか?薬局開設者は意見の申出に積極的な否かなど。

 

今回、起きてしまった事件のように、自分以外の従業員のミスによって「責任」をとらされることのないように注意して欲しい。

 

おすすめなのが、管理薬剤師をするなら「中小調剤薬局」より「大手調剤薬局」です。

 

大手調剤薬局なら手順などが既にマニュアル化されており、従業員も十分に研修を受けているからです。

 

【就活薬学生必見!】新卒薬剤師に就職するなら「大手調剤薬局」を勧める3つの理由 - NKEHA(ンケハ)|派遣薬剤師ブログ

 

中小規模や個人経営の薬局の管理体制や従業員教育の「ずさんさ」には驚くばかりでした。

 

なので、これから「管理薬剤師」への昇格を目指す方や、管理薬剤師として不安を感じながら働いてる方は、事が起きる前に早急に転職することを考えて欲しい。

 

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まとめ

・管理薬剤師の経験は「キャリアアップ」に必要。

・「責任」と「副業や兼業」が禁止されるデメリットを把握する。

・自分の身が守れない環境からは、「即転職」した方が良い。

 

でした(*'▽')


この記事があなたのこれからの働き方ヒントになれば幸いです。

この記事を書いた人

派遣薬剤師|病気になってから後悔される方が大勢いるのに気づく|健康の内からできる疾病予防に努める。


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