増加する「いらない薬剤師」で見え始めた「余り時代」に備える働き方
・変化しない薬局にいると、「いらない薬剤師」候補になる。
・差別化できる薬剤師は、生き残れる。
・転職しないリスクを天秤にかける。
こんちゃ(*'▽')さいとりおです。
近い将来。薬剤師が「いらない」ってなる将来が来る。
これって、不安なことだと思います。
しかし、働き方を少し考え直すことで活路を見出すことが出来ます。
そのヒントにこの記事があれば嬉しい。
今回は、余り時代に考えたい「薬剤師の働き方」について考察していきます。
・昔から言われてたから、なんだかんだいって大したことない。
・定年間近だから関係ない。
って、感じの人には向かない記事の内容です。
薬剤師が飽和する時代の流れは、もはや分かり切ってることです。
この現象をいかに上手く捉えて処理できるかが、これからのあなたのキャリアにかかってくるはずです。
飽和しても「あなたはいらないです」と宣告されないような人財へとなるためには、なにが必要なのか?
あなたのこれからの薬剤師人生へ参考になれば幸いです。
はじめに
あと何年、薬剤師として働くのか?
それによって、余り時代への対処が変わってくる。
学生の方や新人薬剤師は常に付きまとうテーマである一方、定年まであと少しのリタイヤ組には、どうでもいい話かもしれない。
しかし、実際にはその「リタイヤ組」が現場にいる以上、業界の変化を妨げ若手の働き方を阻害してることは確かであると思います。
この傾向は地方で地域展開する薬局に多い現象です。
私は派遣薬剤師として働く際に、様々な薬局を経験をしてきました。
地方に行けば行くほど慢性的な人手不足でかつ、自分より遥かに年上の人たちで構成されていました。
大手調剤薬局で4年ほど正社員として勤務してた私にとって、ほぼ患者さんと同じ年齢の人達の中で働く経験は初めてでした。
大手だと新人薬剤師がいるのは当たり前で、後輩もいましたから。
で、高齢化が進んだ薬局でなにが起こっているのか?
それは「変化しないこと」です。
薬剤師の薬局運営から業務内容まで、ひと昔前のままだったのです。
人間は年をとってしまうと、変化を嫌う傾向にあります。
なかでも薬剤師っていう職業は、とくに顕著に表れる傾向にあると考えられます。
結果的に国が進んで欲しい方向に抗ってしまい、薬局間に差が産まれるということなんのです。
いまだに、対人業務を十分に行えてない薬局は、薬局運営を見直すべきではないでしょうか?
いらない薬剤師
薬剤師が過剰する時代の歩き方の前提は、世間から「必要」だと思われることだと思います。
必要だと思われるためには、薬剤師が薬剤師にしかできない業務に注力して患者の健康に従事することなのです。
当たり前のことを書いてしまいましたが、実際この「薬剤師にしかできない」ことが出来てる薬局並びに薬剤師は、ほとんどいませんでした。
例えば、いまだに対人業務に切り替わっておらず、対物業務が仕事のメインである。何年間も前と同じルールで勤務してる。
などが該当します。
これらの元凶は、もはや言わずもがな「リタイヤ組」の存在です。
リタイヤ組の特徴は、変化を嫌い現状を最優先して楽をしたい人たちのことを指します。
今までやってこなかったことに対して、拒否反応を示してしまう。
なので、この人たちは薬剤師の余り時代に、いらないと告げられる人たちになります。
その次に対象になるのは、対人業務に移行しないとダメだよな?
って考えつつも、リタイヤ組によって話しが進まない薬局で勤務する若手の薬剤師です。
「余り時代」に備える
では、どうしたら薬剤師が余っても「いらない薬剤師」から脱却できるのか?
それは他の薬剤師と「違う行動」をとることだと思います。
言い換えると、人が嫌がることを進んでやるです。
例えば、周りの薬剤師がトレーシングレポートを出してないなかで、患者の問題点を上手く抽出して主治医との連携を図る。
薬を渡したあとの服薬状況を電話で確認するなどあります。
いわゆる、対人業務の強化ですね。算定もとれるので、利益に直結するだけでなく患者や医師からの信頼を得ることが出来ます。
次に、一般薬剤師を指導するポジションに就くのも良いでしょう。
薬剤師歴とは関係なく、ビジネスや教養など幅広い知識が必要になります。
しかし、他の薬剤師との差別化ができるだけでなく、転職してもそのスキルや考え方が役立つ場面が多いです。
例えば、患者の待ち時間を短縮するためには、どんなシステムに変えたらいいのか?処方箋枚数の獲得にはどうしたらいいのか?
このような思考ができる薬剤師は、少ないので店舗内だけでなく会社からも必要とされる人財となるはずです。
ビジネス思考を働かせてみると、色んな気づきが得られて仕事が楽しいものになります。是非、挑戦してみよう!
リタイヤ組が鼻につくようになれば、それはあなたが成長した証拠であり、その場から抜け出せるチャンスでもあります。
この時代に転職するのは、勇気がいる決断かもしれません。
そんな時は、今のままでどの位働けるかを天秤にかけて判断するといいでしょう。
このコロナによって、あなたの働き方っていうのを改めて考えることになったでしょうから、きっと良い決断ができると信じてます。
まとめ
・変化しない薬局にいると、いらない薬剤師候補になる。
・差別化できる薬剤師は生き残れる。
・転職しないリスクを天秤にかける。
でした(*'▽')
この記事があなたのこれからの働き方ヒントになれば幸いです。
この記事を書いた人
派遣薬剤師|病気になってから後悔される方が大勢いるのに気づく|健康の内からできる疾病予防に努める。
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